こどもの矯正日記

症例だけでなく、小児矯正に関する情報を発信いたします

びっくりする様な変化って?

  MFTを行って得られる二次的な効果の中には、原因、年齢,患者さんの協力度等全ての条件が整った場合、噛み合わせの改善が認められる事があります。特に乳歯列の場合は積極的な治療,すなわち矯正装置を使う前のファーストチョイスとしてMFTという一種のお口の体操をお勧めする事があります。

 ただし、あくまでもMFTはお口の働きを正常にするトレーニングで、歯並びを治すのは矯正治療なのでMFTで歯並びが治ると安易に考えてMFTを行うのは危険です。

小児矯正 こども歯並び治療室

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機能が先か,形態が先か

 歯科領域に於いて機能の改善を目的に行われるものの一つにMFTがあります。

このMFT(口腔筋機能療法)とは筋肉のエクササイズを用い、不調和に陥っている口腔顔面筋群の咀嚼,唾液の収集、嚥下に於ける正しい筋肉の運動パターンを身につけて、それを習慣化することにより舌、口唇、顎を正しい位置にすること、つまり口腔環境を良い状態に整える事を目標に行います。矯正治療ではありませんので歯並びを治す為に行うものではありません。あくまでも口腔環境を整えるために、機能的な問題を改善する為に、行われます。

 ですから、MFTを行えば必ず歯並びが良くなるという訳ではありません。歯並びを悪くする原因は遺伝的、先天的なものを含め、たくさんあるからです。しかし、もし口腔環境が悪い事だけが、歯ならびを悪くしている原因だったなら?乳歯列や永久歯の交換が始まったばかりの頃で歯並びが変わりやすい時期だったら?患者さん毎日欠かさずトレーニングをやってくれたなら?

時にびっくりする様な変化を見る事があります。

 

 

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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

笑顔で集い、美味しく食べて、会話のはずむ楽しいお正月をお過ごし頂けたでしょうか?

食べる,飲む、話す、息をする、笑う、日常生活に密着したこれらの動作に口のはたす役割りはとっても大きいです。

”虫歯のない,歯周疾患のない健康で綺麗な歯並びを一人でも多くの子ども達へ” を目標に2014年も臨床に,研修に、研究に日々精進したいと思います。

今年も宜しくお願い致します。

 

 

 

 

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下顎の前歯のデコボコ

前回は半年程度で前歯4本を綺麗に並べて経過を見ているお子さんの症例でした。前歯4本は並びましたが、このままでは犬歯が生える十分なスペースができたとは言えないので予防的に拡大をゆっくり行っています。当医院では第一期治療として永久歯が全て生えるまでの間は、ご相談があった時点での不正咬合に加えて、生じる可能性のある不正や新たに生じた不正咬合も治療対象として責任を持って治療に取り組んでいます。患者さん,親御さん,私たちの共通のゴールは健康な永久歯列の完成とその維持だからです。

さて,今回は少し始める時期が遅かった患者さんです。治療期間は約2年,装置も取り外し式の装置を何回も作り替え,装置も終日使用して頂き何とか綺麗に並べる事ができました。患者さんの協力があっての賜物です。

080.JPG治療前    010.jpg治療後

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下顎の前歯のデコボコ

乳歯が抜けて大人の歯が生えてくる時期って、本人にとっても親御さんにとってもワクワクドキドキですよね。どんな大人の歯並びになるのか皆さんが最も気になる時期かもしれません。

乳歯の後ろの方から大人の歯が出てきちゃったけど大丈夫ですか?よくあるご質問の一つです。

ただ後ろから生えてきただけなら大丈夫です。大人の歯が納まるだけの隙間があれば自然に舌の力で前方に押し出され適当な位置まで移動します。

問題は隙間がない時です。

下顎の前歯4本が生えかかっているくらいの時期は下顎の横幅の成長が最も旺盛です。それに合わせて下顎の拡大を行うだけでもきれいいに整ってしまうことが多いです。犬歯が生える頃時期までデコボコを放置してしまうとちょっと治療が複雑になる事も少なくありません。

008.jpg  術前

035.jpg

 

 

取り外し式の装置で加療半年後

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ベロタッチ!

仕上げ磨きが苦手な子、歯科治療で使用する器具を口腔内に入れられるのが苦手な子、歯型とりが苦手な子。

このようなお子さんは様々な感覚に対して敏感である事が多いです。概して歯医者嫌いになってしまいます。

ですからなるべく嫌な思いをしなくてすむ様に、脱感作といって、お口から離れた手や肩に触れるところから触られる感覚に慣れてもらい、さらに頬や口唇にも優しく触れたりしながら口腔内へのアピローチを試みます。また、お口を開けてくれたからといってすぐに歯に触れるのではなく、舌を優しくマッサージする事でその後の歯磨きや歯科治療への抵抗が軽減します。

仕上げ磨きが難しいと悩んでいる保護者の方にはこの舌の脱感作を当医院でもご指導していましたが,先日、小児歯科学会九州地方大会で熊本市中央区では幼児の歯科検診にもこの脱感作療法を”ベロタッチ”という可愛いお名前で取入れ、大きな規模でたくさんの子ども達に指導し効果が出ているというご講演があり、感激しました。

仕上げ磨きが難しいだけではなく、言葉や偏食などへの効果があったとの報告も聞かれると演者の先生が温かな笑顔でお話し下さっていました。それぞれの効果に関しては個人差があるでしょう。しかし毎日の歯磨きでの時にできる簡単な歯ブラシでの舌へのマッサージで少しでも機能の改善が認められ、日常生活のストレスが減るのであれば是非取入れたいものですね。

先日検診にきてくれたも口腔内診査が苦手だった小さなお友達も、奥歯の仕上げ磨きやフッ素塗布まですっかり上手にできる様になって笑顔で帰っていきました。

歯科医院が子ども達にとってお口の健康の為に役立つ場所であると同時に、訪れるのが楽しみな場所である様に,知識と技術の研鑽をしていきたいです。

 

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咀嚼効率検査

機能と形態は表裏一体です。口が口としての役割りをしっかりと果たす為にはその人にあった歯や歯列の形態が必要です。一方、機能が整っていないと筋肉を介して様々な不調和が顎骨、歯列、歯へも影響を及ぼす事もあります。

ただしい形態の付与については比較的判定しやすく、今までの歯科治療の中心を占めてきました。でも、口腔が担う最も重要な食べる機能についてはそれが果たして上手く機能しているのかどうかの判定はとても難しく、未だにこの検査で全てがわかる!というものはないように思います。

当医院では食べる機能検査としては実際に飲んだり食べたりをVTRで撮影し,複数人がその映像を見て正しい咀嚼嚥下ができているかを判定しています。映像を見てみると確かに正常な食べ方とは異なる、苦しそう、汚い食べ方etcはわかるのですが、どの程度それが重症なのか定量的な判断ができませんでした。

今回、咀嚼効率検査というガムを使ってどのくらいしっかり物が噛めているかを判定する検査を導入しました。食べ物をうまく咀嚼する機能がどの程度あるかの目安になります。特に歯列矯正を希望されていてかつMFTが必要な、食べる機能にも問題のあるお子様には数値でどの程度改善されているかがわかるのでトレーニングをすすめる上で、励みになると思います。もちろん、一般の方もご希望があれば検査は可能です。お気軽にご相談下さい。

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美味しいね、楽しいね、MFT!

当医院では機能と形態の調和を目指し、形態の改善とともに機能の改善も必要と診断した患者さんには積極的にMFTという口腔機能改善の為のトレーニングを行っています。

きちんと診断し、治療計画に則って行うMFTは効果も実感できますし、長期にわたって患者さんのお口を健康に保つ強い見方になります。

欠点は患者さんに頑張ってもらわないといけない事。

もっと楽しく、もっと効果的なMFTができないものかと悩んだ末、今年のGWを利用して米国に赴き、世界的なMFTの権威であるジックフーズ先生から直接、本場のMFTを学んできました。

以来、当医院でのMFTはパワーアップしています。契約社会の米国で1万5千人以上の患者さんに結果を出して来たジックフーズ先生の指導方法はさすがです。

何よりも以前に増して子ども達が楽しそうにMFTを行っている姿が私には嬉しいです。美味しいね、楽しいねが当医院のMFTとなっています。

 

 

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自然な口元を目指した治療

 矯正相談の方が最近多いのですが、小児期からの歯並び治療は永久歯が綺麗に並ぶ為の環境づくりに重きを置いています。とご説明すると、ご相談時の問題点は解決してもらえないのだろうかと心配される方も中にはいらっしゃいます。歯が綺麗に並ぶ為の環境づくりをしっかりと行って、歯並びを悪くしてしまう様な悪習癖がなければ歯を自ずと並ぶべき位置に並んで行きます。

 遺伝的、先天的な不正咬合の要素が大きければ環境を整えるだけでは綺麗な歯並びにはならない事もあります。それを診断する為に当医院では、レントゲンで骨格の形態の検査をしたり、歯型をとって顎の幅と歯の多きのバランスを調べたり、機能的な問題がないかどうVTRをとって動きの検査をしたり丁寧に何が問題でその歯並びになっているかを調べて、自然な口元を目指した治療を行っております。

 機能的な問題(食べ方、飲み方、口呼吸、発音など)は少なくとも永久歯列が全て生えてしまう前、12歳頃までには改善してあげたいです。歯並びが気になり、食べ方や発音も気になる、お口はいつも開けっぱなし、こんな症状が重なっている様でしたら早めにご相談を。

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赤ちゃんから始められる良い歯並び作り

 赤ちゃんから始める良い並び作り?!と驚かれるかもしれません。でも、良い歯並び作りは装置を使ってする治療が全てとは考えていません。例えば、授乳、母乳,哺乳瓶での注意点、離乳の開始時期、使用するカラトリー、コップ、寝かせる時の姿勢、などなど食べる飲むという行為が始まった時からお口はどんどん成長発育し機能や形が変化します。その時になるべく良い歯並びに導いてくれる様な事を選択できるよう、もしくは悪影響のある事は避けるといった選択を患者さんが出来るように、情報提供をする事もまた良い歯並び作りをお手伝いできる手段と考えています。

 遺伝的、先天的な不正咬合の要因は残念ながら変えられませんが、後天的要因、環境要因で起こりえる不正咬合は予防したいですね。虫歯予防のフッ素塗布だけが歯科医院で行える予防医療ではありません。これからは、歯並びも、です。

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